ヘルペスというウイルスの感染でおこります。38〜40℃の高熱が続き、口の中に小さい潰瘍ができてとても痛がります。歯ぐきが赤く腫れて出血します。口の中が痛いので食べられず、よだれが多くなります。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。熱は4〜5日でおさまりますが、口の中の痛みや腫れは1週間ぐらい続きます。
治療
熱や口の中の痛みをおさえる薬(飲みぐすり、ぬりぐすり)を処方します。症状によっては抗ウイルス薬を処方することがあります。
家庭で気をつけること
①食べ物:口の中が痛いので、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふ、冷めたグラタンなどがよいでしょう。
②水 分:十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなど酸味の強いものはしみます。牛乳や麦茶、冷めたみそ汁や冷めたポタージュスープなどがよいでしょう。
③入 浴:高い熱があるときや元気がないとき以外は、入ってもかまいません。
こんなときはもう一度診察を
①口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。
②高い熱が3日以上続くとき。
③元気がなくてぐったりしているとき。
保育所・学校
よだれなどからうつるので、口内炎が完全に治るまで、1週間ほどは家の中にいましょう。
★★ 院長より一言 ★★