心臓は血液を体に送るためのポンプです。ドッキンドッキンと規則正しく動いています。聴診器で聞く心臓の音を心音といいます。心雑音は正常の心音以外に聞こえる雑音のことです。
無害性心雑音であれば、心配はありません。
注意深く聞いてみると、おおよそ二人に一人くらいの子どもで心雑音が聞こえます。その多くは、無害性心雑音と呼ばれる「心臓には異常のない」音です。無害性心雑音の多くは聴診で判断できますが、心臓に異常のあるときに聞こえる心雑音と区別するために検査が必要なことがあります。
無害性心雑音とわかれば、運動を制限する必要はありません。日常生活は今までどおりに行ってください。
心臓に異常があるときの心雑音
心臓に異常があるときには特別な心雑音が聞こえます。無害性心雑音に比べると、音の大きさや音色が異なります。心臓病を診断するために、心臓の超音波検査や、心電図、心音図、レントゲン検査が必要です。心臓の専門医(小児循環器科)の診察が必要なこともあります。
★★ 院長より一言 ★★
機能性心雑音ともいいます。