肘の関節がはずれかかったのです。手を強くひっぱったときなどに、腕をだらりと下げて動かさなくなります。
痛そうに泣くこともありますが、あんがいケロリとしていることもあります。
おもに1〜4歳の子にみられます。
腕をだらりとしていて、おもちゃをみせても片方の腕は上げません。
治療
肘と手首をもって整復すると、まもなく手を動かすようになります。治ったあと肘を固定する必要はありません。
痛みが続いたり、腕の動かしかたが不自然なときは、くわしく調べます。
家庭で気をつけること
●肘内障になった子はまたなりやすいので、手をグイとひっぱらないように気をつけましょう。
●肘内障になったと思ったら、なるべく早く主治医か整形外科を受診しましょう。
●4歳をすぎると肘内障になりにくくなります。
★★ 院長より一言 ★★