小川小児科内科医院

小川小児科内科医院

静岡県富士市中野569-4  TEL 0545-36-0321

              乳幼児期の鉄欠乏性貧血

●体の中の鉄分は、血(赤血球)をつくるときの大切な材料です。
鉄分の蓄えが少ないと血をたくさんつくれなくなって、貧血(血がうすい)になります。
●この時期は胎児のときにお母さんからもらった鉄分の蓄えが少なくなるころです。また、体重が急にふえていくので、鉄分が不足がちです。
●鉄分の不足による貧血が続くと、心身の発達に影響が出ることがあります。

貧血を治すには

①血液検査で鉄分の不足による貧血とわかったら、鉄剤(シロップや顆粒)を3か月ほど飲みましょう。
②鉄剤はあまり味のよいものではありませんが、いろいろ工夫をして飲ませてください。
③定期的に血液検査をして、体の中の鉄分の蓄えが十分になったことを確かめてから鉄剤をやめます。
鉄剤を飲むと、便が黒っぽくなったり歯が黒ずんでくることがありますが、治療が終わればもとに戻ります。

貧血を予防するには

治療が終わったあとも鉄分の多い食品をとるように心がけて、また貧血にならないようにしましょう。

鉄分の多い食品
レバー、肉類、卵黄、さかな、スイートポテト、パン、グリンピース、レーズン、ドライフルーツ、大豆、ほうれん草など

牛乳の飲みすぎで貧血

1歳までは牛乳をあまり飲ませないようにしましょう。
1歳すぎても、たくさん(1日600ml以上)飲み続けると、貧血になることがあります。



★★ 院長より一言 ★★


にゅうようじきのてつけつぼうせいひんけつ

子どもの手

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