小川小児科内科医院

小川小児科内科医院

静岡県富士市中野569-4  TEL 0545-36-0321

              9〜10か月児健診が終わったら

◆これからお誕生日までのあいだ、安心できる育児ガイド◆
外との出合いへの出発……母は見守って

はって、つたい歩きして、他人や動物や物に出合い探検したくなる時期です。安全対策を立てたうえで思い切り冒険させ、親はじっと見守り、過保護にならないことが大切です。危険なことをしようとしたら口で「ダメ」と示して危険から遠ざけ、してはいけないことを教えましょう。

お父さんも「高い高い」や「飛行機ブーン」などよく遊んであげ、親子で交流し、赤ちゃんが声を出したら出す声を真似して答えてあがるといいですね。イナイイナイバー、アン、バイバイなど、人との交流、模倣を促すことは言葉の発達につながることになります。

不安のない食習慣へ

この時期には少しずつ自分で食べる能力がつきはじめます。両方に持ち手のついたプラスチックのコップで飲ませるとか、トーストやビスケットなどを自分でもって食べさせるとかを試みてもよいころです。ときには家族と同じ食卓で一緒に食べさせてみましょう。
お誕生日までに離乳できる子もいますが、遅れる子もいますから、あせらないように。

つたい歩きができるようになると食欲が低下して、お誕生日まではほんの少ししか食べなかったり、気まぐれにしか食べないこともしばしばあります。
この時期はそんなに多くの種類を食べる必要はなく、栄養価の高いものならわずかの種類であっても栄養は十分とれるといわれています。食べることを無理強いしたり、機嫌をとって食べさせることはしないでよいのです。体重が急に減ったりしなければ心配は無用です。

小さいこと三つ

●この時期の子の「後追い」は心配ありません。
●きたっま時間に寝させることを試みてよい時期です。しかし、すんなりいくとはかぎりません。のんびりいきましょう。
●お誕生日までにすませておくべき予防接種を、もう一度母子手帳でチェックしてください。

BCG(結核)
生後3か月から6か月になる前日までのあいだにBCGを受けましょう。
ポリオ(小児まひ)
生後3か月から7歳半まで受けられますが、できるだけ3か月から1歳半までの間に、6週以上の間隔をあけて2回飲みましょう。
三種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風)
生後3か月から7歳半まで受けられますが、できるだけ3か月から1歳までの間に、3〜8週の間隔をあけて3回注射を受けましょう。
ヒブワクチン(髄膜炎)*
なるべく三種混合と同時に受けましょう。
はしか
満1歳から7歳半まで受けられますが、1歳をすぎたらできるたけ早く注射を受けましょう。
風疹
満1歳から7歳半まで受けられますが、はしかを受けたあと、できるだけ3歳になるまでに注射を受けましょう。ただし最近ははしかと風疹の混合ワクチン(MRワクチン)として、はしかと同時接種をします。
おたふくかぜ*
満1歳から受けられます。
みずぼうそう*
満1歳から受けられます。
*の予防注射は個人の希望で受けるものです。市町村からの通知は来ません。

……では、1歳児健診でお目にかかれることを楽しみに。気がかりなことがあれば書きとめておいてください。


★★ 院長より一言 ★★

きゅうじゅっかげつじけんしんがおわったら

子どもの手

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