小川小児科内科医院

小川小児科内科医院

静岡県富士市中野569-4  TEL 0545-36-0321

              インフルエンザ                

★症状

ふつうのかぜに比べて症状がひどくなります。
* 熱 * さむけと高熱、3〜5日。
* 苦 * 全身がだるい、食欲がない。
* 痛 * 頭痛、手足の筋肉痛、腰の痛み。
* 腹 * おなかが痛い、吐く、下痢。
* 咳 * のどの痛み、鼻水、咳

★迅速診断と早期治療

インフルエンザかどうかを外来で迅速診断することができます。インフルエンザとわかり、早期に治療薬を飲み始めれば、症状を軽くすませることができます。

★家庭で気をつけること

1)休む:家で寝ているのが一番大切です。
2)保温:寒くない程度の暖房。暑すぎない程度の調節をしましょう。
3)食事:子どもの好きな物で消化の良い物を与えます。水分を十分とるように心がけてください。
4)入浴:熱が下がってからにしましょう。疲れさせないように気をつけ、お風呂でサッパリさせてください。

★次の診察

指示された日、薬のなくなる日、などに(大体2〜3日おきに)受診して、余病をおこしていないかを診てもらいましょう。
元気がなくなった、何度も吐く、咳で夜眠れないなど、「いつもと違うぞ」と思ったら、早めに受診してください。
けいれんを起こしたら、至急、受診してください。(夜間の場合は、朝まで待たず、救急医療センターを受診してください)

★★ 院長より一言 ★★

近年治療法が進歩し、インフルエンザでも2日程度で解熱するようになったので、かぜと同程度の病気と思っている人が増えてきました。
実はインフルエンザは今でも重い病気で、乳幼児や老人にとっては命取りになる事もあります。また、インフルエンザ脳症といって、脳に重大な障害を残すこともあります。
とくに乳幼児は11月までに2回予防接種をしておくことが大事です。

特効薬のタミフルによるかもしれない副作用が問題になっています。タミフルと確定した訳ではありませんが、念のため10歳代の患者さんにタミフルを処方できなくなりました。
タミフルに変わる薬剤としてリレンザという吸入薬と麻黄湯という漢方薬があります。
また、シンメトレルというA型インフルエンザにのみ効く薬もありますが、この薬が効かないインフルエンザが増えています。
当院ではこれらすべての薬を処方できます。とくに麻黄湯はお勧めです。

インフルエンザの時、ある種の解熱剤を使うとライ症候群という重い病気になる事があります。
当院では安全な解熱剤を処方しています。

近年、インフルエンザの迅速検査が普及し、5〜10分待っているだけで診断がつくようになりました。それに伴い、高熱にならない(あるいは熱を出す以前の)インフルエンザ患者が多数みつかっています。当院でも37.0度程度の患者さんを時々見かけます。このような場合でもインフルエンザの病原ウイルスを周りに撒いている訳ですから、隔離と治療が必要です。家族にインフルエンザの人がいる、等の場合熱がなくても咳などの症状が出たら早めに受診してください。

いんふるえんざ

子どもの手

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