小川小児科内科医院

小川小児科内科医院

静岡県富士市中野569-4  TEL 0545-36-0321

              解熱薬の使い方

《熱が出た!》

熱が高いと脳がやられる、と思われがちですが、40℃ぐらいの熱があっても脳はやられませんから安心してください。

《解熱薬は一時しのぎ》

解熱薬は、熱によるつらさを軽くするための薬で、病気を治す薬ではありません。熱を下げることばかりに気をとられないようにしましょう。

《解熱薬 の使い方》

● 38.5℃以上で、つらそうにしていたら使う。
● 高熱でも元気そうなら使わなくてもいいのです。また、眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
● 一度使ったら、次に使うのは6時間以上あけましょう。
* ポイント→解熱薬は38.5℃以下では使わない。6時間以上、あいだをあける。

《坐薬か飲みぐすりか》

効き目はおなじです。吐く子には坐薬を、下痢のときや坐薬がきらいな子には飲みぐすりを。坐薬の解熱薬と飲みぐすりの解熱薬を同時に使ってはいけません。

《冷やしていいですか?》

冷えたタオルで頭を冷やす。そんなお母さんの姿が子どもの心をなごませます。冷却剤をおでこに貼るのも気もちがいいでしょう。でも冷やしても熱はあまり下がりません。子どもが嫌がるときは無理に冷やさなくてもいいんです。

* 子どもの解熱薬にはアセトアミノフェン(またはイブプロフェン)を使います。これ以外の解熱薬は使わないようにしましょう。

★★ 院長より一言 ★★

熱でひきつけを起こすお子さんは、解熱薬よりけいれん予防のダイアップ坐薬を優先して使ってください。


げねつやくのつかいかた

子どもの手

白色.jpg

LinkIcon

LinkIcon