怒ったように激しく泣き出して、急に息を止め、手足がかたくなり、からだが弓なりにそります。息を止めているので顔色がみるみる赤黒くなりますが、1分以内に呼吸が戻り、顔色もよくなります。憤怒(ふんぬ)けいれんといいます。
原因は?
子どもの脳は未発達なので、怒りやかんしゃくのために一時的にオーバーヒートしてしまうようです。脳の病気ではありません。後遺症も残りません。5歳くらいまでにはおこさなくなります。
家庭で気をつけること
●またおこったら:息が止まっていても、命にかかわることはありません。何もしなくても必ず回復します。
●予防する(?):怒らせないように、かんしゃくをおこさないようにと、叱らないようにしたり欲しがるものを与えるなど、あまやかすのは感心しません。
こんなときは診察を
生後6か月以下の赤ちゃんがおこしたときや、ひきつけが1分以上続いたときは、脳波などの検査が必要になる場合もありますので、主治医に相談してください
泣き入りひきつけのなかには、ほとんど泣くことなく、いきなり顔色が白くなり、意識がなくなるということがあります。頭を打った、びっくりした、などがきっかけでおこります。
★★ 院長より一言 ★★