尿の通り道(尿路)のうち、腎盂に感染がおこった場合を腎盂腎炎、膀胱に感染がおこった場合を膀胱炎といいます。このふたつをまとめて尿路感染症といいます。
子どもの尿路感染症は症状がはっきりしないことが多いので、診断がむずかしいものです。診断には尿の検査が必要です。
治療
抗菌薬を飲む:ふつう、2〜3日でよくなりますが、ここで薬をやめると再発しやすいので、主治医の指示どおりに薬を続けましょう。
家庭で気をつけること
①水分を多めに:いつもよりたくさん水分をとってください。体の中の細菌を洗い流すような気もちで。
②おしっこ:おしっこをがまんしないこと。途中で止めない。すんだあとのふきかたにも注意。
③便秘:便秘が続いていると尿路感染症になりやすいので、毎日うんちをする習慣を。
再発を予防するために
尿路感染症をくり返すと腎臓に障害を残すことがあります。再発を予防することが大切です。
①治ったあとも、主治医が指示した日に定期検査を受けましょう。
②尿路に異常がないか、くわしい検査を主治医の指示で。
★★ 院長より一言 ★★