暑い日に閉めきった車の中で寝かされていた赤ちゃんが亡くなったり、炎天下でサッカーをしていた小学生が次々と倒れたりなど、これまで「日射病」「熱射病」と呼ばれていたものをまとめて「熱中症」といいます。
症状と手当
めまいがする、顔色がわるい、頭が痛い、おなかが痛い、吐く、足などのこむらがえり、全身がだるい→涼しいところへ移して風を送り、イオン飲料を飲ませる。しばらくたっても回復しなければ病院へ
ふらふらしている ぼーとしている→危険信号。病院へ連れていく
倒れて意識がない けいれんを起こした→命の危険がせまっている。救急車を呼ぶ
予防がもっとも大切
①帽子をかぶり、風通しよく涼しい服装を。
②炎天下での激しい運動を避ける。
③汗で失われた塩分と水分を補給する。
④寝不足など体調不良のときは運動を避ける。
⑤車中に赤ちゃんを置き去りにしない!
⑥ベビーカーは地面からの照り返しで暑い!
★★ 院長より一言 ★★
熱中症の多く発生する時期・時間帯
時 期:梅雨明けの一気に暑くなる時、8月上旬~中旬の盛夏
時間帯:正午前、14~16時
熱中症にかかりやすい年代
熱中症により重症化しやすいのは4歳以下の子供、15~19歳までの主に学生、35~59歳の働き盛り、70~80歳代の高齢者です。発生しやすいケースとしては、子供は車内への閉じ込め、学生はスポーツなどの運動時、働き盛りは労働時、高齢者は日常生活中です。