赤ちゃんが生まれる前に小児科医に会って、生まれるまでの準備や生まれてからのことなどを気軽に話し合えるといいですね。
話し合ってみて、生まれてくる赤ちゃんの『かかりつけ小児科医』を決めておけば、生まれたあとに受診しやすいことでしょう。
アメリカでは以前から、そんな制度があって、「プレネイタル(出生前)ビジット(受診)」といいます。日本でもこれから広まっていくことでしょう。
話し合ってみましょうー生まれるまでのこと
●妊娠の経過は順調ですか?
●赤ちゃんを迎える準備はできましたか(着るもの、寝具、おむつ、部屋……?)
●お産までに心配なことはありませんか?
●(上の子がいるときは)生まれてくる赤ちゃんについてどのようにお話をしていますか?反応はどうですか?
話し合ってみましょうー生まれてからのこと
●母乳で育てる予定ですか?それともミルクですか?
●お風呂(沐浴)や石けんなど。
●おむつのあてかた、おしりの手入れ。
●育児を手助けしてくれる人はいますか?
●生まれたあとの仕事の予定は?
聞いておきましょうー赤ちゃんの病気のこと
●よくある赤ちゃんの病気
●熱の測りかた
●こんなときは小児科へ
●急いで受診?ゆっくり受診?
●予防接種のスケジュール
赤ちゃんが生まれてから心配なことがあれば、小児科医に相談してください。
赤ちゃんが生まれて病院から戻ってくると、お母さんは赤ちゃんのちょっとしたことにも不安になるものです。
●お乳の飲みはこれでいいのかしら?
●ときどきお乳を吐くけど。
●うんちの色がへんかしら?
●顔にぶつぶつができた。
●おへそがまだじくじくしている。
●いきんでいるのは苦しいの?
などなど、心配のタネはつきません。
「こんな程度のことで小児科へ行ってもいいのかしら?」と、ついためらってしまうかもしれませんが、あなたの『かかりつけ小児科医』はどんなささいなことでも相談にのります。お母さん、ひとりで悩まなくてもいいんですよ。
生まれてから気軽に小児科医に相談できるように、生まれる前に小児科医に会ってみましょう。
★★ 院長より一言 ★★