小川小児科内科医院

小川小児科内科医院

静岡県富士市中野569-4  TEL 0545-36-0321

              6〜7か月児健診が終わったら

◆これからの3か月間、安心できる育児ガイド◆
目が離せない時期……事故予防に最大の関心を

これからの3か月間、ハイハイができ、つかまり立ちができ、動き回れるようになり、手で物をつかんで食べることができるようになります。
●縁側・玄関・ベビーカー・階段から転落する。
●灰皿のたばこの吸い殻・防虫剤・親の睡眠薬・化粧品・洗剤・灯油などを誤って飲み込む。
●つかまって立ち、テーブルの上のものをひっくり返して熱い湯でやけどする。
●ストーブ・アイロン・やかんなどにさわってやけどする。こんな事故が8〜9か月ごろ急にふえます。いったんおこると治療のために費用も時間も浪費しなければならないばかりか、後遺症もかかえてしまいます。乳児期の家庭内の事故はすべて親の責任です。防ぐことができるのですから。
●家庭内の危険なものは1メートル以上の高いところに置く、あるいは引き出しや戸棚にしまいましょう。
●容器には必ず蓋をし、飲食物の容器に食品以外のものを入れないようにしましょう。
●たばこや灰皿は子どもの手の届かないところに置き、のどにつめそうな硬貨やボタン類もしまっておきましょう。
●階段の降り口には柵を設けるとよいですね。
●浴槽は水やお湯をぬいておくこと。浅い水でも乳児期に浴槽で溺死する例が意外に多いのです。

万一に備えて、小児科医や中毒110番の電話番号を、みやすいところに貼っておきましょう。
(財)日本中毒情報センター 
大阪0990-50-2499(ダイヤルQ2) (365日24時間対応)
つくば0990-52-9899(ダイヤルQ2) (365日9〜21時のみ対応)
たばこ専用回線072-726-9922(無料テープ)

気になるが、さほど心配しなくてよいこと……夜泣き

のどの渇きや、おむつがぬれている場合には、お茶やミルクを飲ませたり、おむつをかえればすむことですから簡単です。
最近こんなことがわかってきました。赤ちゃんが寝る前に母親が抱きかかえてお乳を飲ませたり、揺すったりするくせをつけると、人の助けを借りないで眠る訓練ができてないので、いったん目が覚めると再び眠らせるために同じような手順、条件が必要になるというのです。赤ちゃんには浅い眠りと深い眠りとが交互にあり、浅い眠りで目覚めても同じ手順をすれば、まもなく深い眠りの時期がくるので眠りにつくことができるそうです。やりかたしだいで、赤ちゃんは親がいなくても寝つくようになれるし、反対に毎回親が寝つかせないと眠らないようにもなるようです。お気にいりのぬいぐるみや、おもちゃがあると楽ですね。

……では、9〜10か月児健診でお目にかかれることを楽しみに。
気がかりなことがあれば書きとめておいてください。


★★ 院長より一言 ★★

ろくななかげつじけんしんがおわったら

子どもの手

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