四種混合ワクチンと五種混合ワクチン
四種混合ワクチンは、従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを混合したワクチンです。2012年11月から定期接種になったため、予防接種法に基づき定期的に公費で接種することができます。
また五種混合ワクチンは、従来の四種混合ワクチンにヒブワクチンを混合したものです。従って五種混合ワクチンを接種すればヒブワクチン単独の接種は省略できます。
接種回数、接種時期等は四種混合ワクチンと同様です。料金も定期接種の為無料です。
ただし四種混合ワクチンを接種中の方は途中から五種混合に切り替えることは出来ません。
初回から五種混合ワクチンを接種する必要があります。従って令和6年2月以降に生まれた子が対象になります。
生後2か月になったらすぐに1回受け、その後3~8週間隔で2回続けて受けます。 B型肝炎、ロタウイルス、小児用肺炎球菌ワクチンなどと4週間ごとに同時接種で受けましょう。 追加接種も、小児用肺炎球菌ワクチンの追加接種と同時接種ができます
四種混合ワクチンで予防できるのは、
ジフテリア(Diphtheria)百日咳(Pertussis)破傷風(Tetanus)ポリオ(Polio)
の4つの病気です。
五種混合ワクチンで予防できるのは、上記の四種疾患に加え細菌性髄膜炎のうちヒブと呼ばれるタイプの疾患の予防ができます。
対象者
四種混合ワクチンまたは五種混合ワクチンをを初めて接種する人が対象になっています。
四種混合ワクチン接種を1回でも受けた人は五種混合ワクチンは受けられません。その場合は四種混合ワクチンとヒブワクチンをそれぞれ決まった回数受けなければなりません。
接種回数
1期初回として3回接種します。
1期初回の1回目は生後2ヶ月から開始できます。
1期初回の2回目以降は20日~56日の間隔を空けて合計3回行います。
その後1期追加として1回接種します。
1期の追加は1期初回の3回目が終わってから1年から1年半の間におこないます。
(最短でも6ヶ月空ける)
標準的な接種方法は生後2ヶ月に達した時から1歳までに1期初回を終え、1期初回接種の3回が終わってから1年から1年半の間に追加を行います。
料金
定期接種のため無料です。
★★ 院長より一言 ★★