A型肝炎ワクチン
ワクチンの種類
不活化ワクチン
任意接種のため自費で、当院では1回10,000円です。
1回の接種量は小児も大人も同じで、0.5mlです。
接種時期と回数
接種開始の年令制限はありませんが、1才以上が推奨されています。
合計3回の接種が必要です。
1回目の接種のあと2〜4週間後に2回目を接種、さらにその6ヶ月後に3回目を接種します。
このワクチンで予防する「A型肝炎』とはどんな病気か？
A型肝炎ウイルスに汚染された水や食べ物を飲食することでうつります。
サラダなどの生野菜や寿司などの生魚、生の貝、汚染された水で洗った果物からうつります。十分加熱した食品からはうつりません。
感染者の便にウイルスが含まれるので、感染者が手洗いを十分しないで調理すると、料理からうつることがあります。
感染後無症状の時期が約1ヶ月あり、それから発熱や倦怠感、頭痛、腹痛、食欲不振などの症状が出現し、数日後に黄疸があらわれます。
多くは1〜2ヶ月の入院で後遺症もなく治りますが、まれに劇症肝炎になり命にかかわることもあります。
★★ 院長より一言 ★★
東南アジアでは常に流行しています。
日本での感染を調べると、約4割が生のカキを食べたためです。
カキ以外の海産物によるものも4割、寿司が1割、その他が1割です。
回転寿司で集団感染した例もあります。
60才代以下の日本人はほとんど免疫を持っていません。
